江戸川乱歩の世界。
- 2018.05.04 Friday
- 17:35
皆さんこんにちは、代表の吉田です。
今日も当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
ゴールデンウイーク真っ只中。
郡山市内の道路は空いている。
今日は、溜まっていた事務処理を行った。
懐かしい書類もいくつか出てきた。
たまには、こうした時間も必要だ。
さて、タイトルの件。
毎年この大型連休の時期に、読みたくなるのが江戸川乱歩である。
それは、何故か。
考えてみると、通常通りの営業をしているが、暇なケースが多く、ニュース等で
成田空港から海外へ行く人達や、帰省ラッシュのピークなどと耳にすると、あま
のじゃくな気質が顔を出し、江戸川乱歩作品へ興味が向くのでは、と思う。
芸術的で知的な文学だが、猟奇的かつ人間の狂気を無茶な展開で綴る作品が多い。
舞台は、昭和初期の東京市。
太宰治の作品も同じ時代背景で、その時代の東京に興味がある。
短編集の「目羅博士の不思議な犯罪」は、月光と鏡が作品全体を貫いていて筋の
立て方が絶妙だ。
120年前にお生まれになられた方だが、セリフの中に丸ゴシックなどが出てきて
驚くとともに、今、読んでも色褪せない作品は、たゆまぬ努力の賜物であると思
うのだ。
推理小説作家の松本清張が、江戸川乱歩をとても尊敬していたのが分かるような
気がするのだ。