皆さんこんにちは、代表の吉田です。
今日も当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
今日は二十四節気の雨水。
郡山市内は青空が広がり、この冬の寒さのピークは過ぎたように感じた。
冬季オリンピックの話題がたけなわだが、個人的には全くと言っていいほど
興味がない。
どこか遠い世界の話のように感じる。
さて、タイトルの件。
先日、観た映画『戦場のメリークリスマス』。
内容に関しては、様々な感想がある映画だろうが、坂本龍一氏が演じたヨノイ大尉
が一番印象に残った。
姿勢が美しくクールで、何とカッコいいのだろう。
セリアズ少佐役のデヴィッド・ボウイもやはり素晴らしかった。
世間では、ビートたけしの例のセリフが印象に残った、という意見が多いが、個人
的には観終わったあともヨノイ大尉なのだった。
それは何故かと、考えると、あれだけ絶大な権力を持っていて、尚且つ容姿と教養
に恵まれ、軍人としての職務を完遂する責任感を備えていたからなのだろうと思う。
社会人となり、会社に勤めると必ず先輩社員や直属の上司がいて、仕事を教えてく
ださったが、過去にヨノイ大尉とまではいかないが、そのキャラクターにかなり近
い上司がいた。
恐ろしく仕事のできる人だったが、鬼のように厳しい人でもあった。
外車を乗り回し、いつも高級なスーツに身を包み、エゴイストの香水の匂いがした。
ヨノイ大尉と共通するところは、姿勢がいつも美しかったこと。
二十代後半の頃で、憧れた。
絶大な権力を手にするには、まずは営業成績を上げて、自分への投資を怠らず、見た
目にも気を配り、教養も身に着け、組織として職務を全うする覚悟が必要であった。
しかしながら、最後まで身につかなかったものは、姿勢の美しさだった。
これは常に客観的に自分を見続けるという、訓練の賜物ではないだろうか。
100の理論よりも、ひとつの憧れ。
それこそが、人を成長させる強力な原動力となる。
そのことを思い出させてくれた、ヨノイ大尉はやはりカッコいいのだった。